一足早く春を思わせる花が集合 15メートルのランのトンネルや色鮮やかなパンジーなど咲き誇る 鳥取県南部町
週末に比べると気温が下がり、ひんやりと感じられた3月19日の山陰地方。こうした中、鳥取県南部町のとっとり花回廊では、一足早く春を思わせる華やかな花々が咲き誇っています。
年間を通して様々な花が楽しめるとっとり花回廊。3月16日からは、15種類2500株のランを集めた恒例の「らんまつり」が開催されています。中には、コチョウランとオンシジュームが15メートルにわたって連なるランのトンネル。さらに、パラソルを吊るし、雨のしずくのように花が降り注ぐ様子を見立てた「ランのしずくさんぽ」と題した企画展示もあり、訪れた人たちを魅了していました。
訪れた人
「きれいです。こんなにたくさんのランを初めて見たので」
「華やかな気持ちになりますね」
また、園内のフラワードームに通じる全長100メートルの展望通路、クリスタルロードでは多彩な色や形で人気が高いパンジーとビオラの展示会も。会場には全国の花苗メーカーや個人で手がけられた400品種が並べられています。黄色と薄紫色に彩られたパンジーの可憐な花、「イエローブルーピコティ」。薄いピンク色ながらアンティークな雰囲気をかもし出しているビオラ、「アンジェフルール」。そして、今年の干支にちなみ”昇り龍”を紫色のビオラ20鉢で表現した縁起が良い展示も行われています。
とっとり花回廊 戸田舞さん
「本格的な春が近づいてきました。華やかなランやパンジーなど早春の花々をお楽しみいただきたいです」
とっとり花回廊の「パンジー・ビオラ展」は、3月24日(日)まで、また「らんまつり」は、3月31日(日)まで開催されていて、これからも大勢の人たちでにぎわいそうです。