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「人生の中に不可能なことは少ない」 病気による困難に立ち向かう画家・河村武明さんと詩人・西本敏昭さんのコラボ展が開催 明るく前向きな世界観が詰まった作品100点を展示販売 鳥取県米子市

2024年5月16日 17:29
「人生の中に不可能なことは少ない」 病気による困難に立ち向かう画家・河村武明さんと詩人・西本敏昭さんのコラボ展が開催 明るく前向きな世界観が詰まった作品100点を展示販売 鳥取県米子市

病気などで苦しむ人たちの励みにもなっています。困難にめげず、創作活動に励んでいる画家と筆文字詩人のコラボ展が、鳥取県米子市のデパートで開かれています。

暗闇の中を龍が力強く舞い上がる様子を描いた作品。優しいメッセージや詩の言葉が添えられたイラスト。米子市のJU米子髙島屋で開催されている展示会「たけの世界&ありがとうの森コラボ展」。

脳梗塞の後遺症で右手が不自由になりながらも、画家になり、左手だけで作品を手がける「たけ」こと、河村武明さん。そして胃ガンのため、胃の3分の2を摘出。今なお、食事制限を強いられている筆文字詩人「にしぽん」こと、西本敏昭さん。二人によるコラボ展です。

会場には河村さんが描いた絵画や、西本さんが手がけた筆文字のイラスト作品など合わせて100点が展示販売されています。どちらの作品も困難を乗り越え、明るく前向きに生きる思いや世界観が多く詰まっています。

「たけ」こと河村さんの作品の中には、亀がカンバスの枠をはみ出し、空を悠々と飛んでいる姿も。また、西本さんの作品の中には、可愛らしい動物のイラストに数多くのありがとうの文字が添えられているものも。「たけ」さんと「にしぽん」さんの作品は全国的にも知られていて、会場には数多くのファンも訪れています。

訪れた人
「心がものすごく安らぐし、プラスになれるというかすごく癒されています」

「勇気づけられます。パワーを頂きます」

河村さんは、脳梗塞の後遺症で話すことや聴くことも不自由です。筆談の画面でメッセージを届けてくれました。

画家・河村武明さん
「人生の中に不可能なことは少ない。苦しい時こそ感謝してください。(私は)”枠”を飛び出す作品を描きます」

筆文字詩人・西本敏昭さん
「病気で落ち込んでいるとか、つらい時は、人生にはあったりするもんですけど、僕はがんになって”ありがとう”という言葉にすごく目覚めました。感謝に満ちた世界にふれて心をあったかくして帰ってもらえたら」

会場には、今回の展示会に合わせ大山や米子の街並み、白鳥などをモチーフにした河村さんの作品も展示されています。河村武明さんと西本敏昭さんも会期中、会場に訪れて連日創作も行う予定です。

「たけの世界&ありがとうの森コラボ展」は、米子市のJU米子髙島屋で5月21日まで開催されています。

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