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繁茂する水草は景観や水質の悪化の原因に 島根県で対策強化に向けた会議

2024年6月11日 17:42
繁茂する水草は景観や水質の悪化の原因に 島根県で対策強化に向けた会議

本格的な暑さの到来で懸念されるのが、湖や川に大量に繁茂する水草です。6月11日、島根県では水草の対策会議が開かれました。

夏から秋にかけて繁茂する水草は、景観や水質悪化の大きな原因となっています。11日に開かれた会議では、島根県内での繁殖状況や今後の対応が確認されました。

6月に行われた調査では、宍道湖の水深1.6メートルに1メートル以上ある水草が一面に繁殖していることがわかりました。今後、成長状況を確認しながら宍道湖漁協が刈り取りを進める予定です。また、島根県では水中調査の精度をさらに高めるため、水草が繁茂する7月ごろまでに、新たに音波で探索する水中ソナーやドローンを使った調査にも乗り出すということです。

宍道湖・中海対策推進室 清山真理子 室長
「人々の生活環境の著しい影響、あるいは水産業に甚大な被害を及ぼすことが懸念されますので、どのように各機関が対応するかを確認・協議していく」

島根県では昨年度、宍道湖では約16トン、堀川では約55トンの水草が回収され、ピーク時より少ないものの、住民生活などへの悪影響がでないよう、今後も対応の強化を続けていきたいとしています。

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