乗りたいバスを逃さない! 運行本数の少ない地域で活躍 バスの運行情報を“リアルタイム”で確認できるシステム「バスキタ!」の運用開始 鳥取県
鳥取県内のバス事業者を支援しようと2月22日から新たなシステムの運用が始まりました。新しいシステムの名前は「バスキタ!とっとり」。鳥取県内を走る路線バスなどの運行情報をリアルタイムで確認することができる便利なサービスです。
鳥取県交通政策課 野坂明正 課長
「鳥取県のようにバスの運行本数が少ないような所ではですね、バスがいつ来ていつ発車しているのか、というのがなかなかわかりにくいということがあると思います。動いている情報を見ていただく、わかりやすく提供するというシステムでございます」
対象となるのは、鳥取県内全ての路線バスと鳥取市と米子市を走る市内の循環バス。バスの中に設置されたGPSを使って10秒ごとにバスの位置情報を送信する仕組みです。
バスがどこにいて、どのくらいの時間でバス停に着くかスマートフォンなどで細かく確認でき、乗りたいバスを逃すことがなくなるといいます。また、雨や雪の日には、運行の遅れや見合わせなどの情報も配信されます。来年度には外部の検索サービスなどとも連携させ、利便性の向上を図る方針です。
鳥取県交通政策課 野坂明正 課長
「公共交通は乗る方が少なくなっていて、維持・確保というのが厳しくなっているところです。安心して乗っていただけるようなことを事業者さんと一緒になりながら進めていきたいと思います」
鳥取県では、さらにバスの利便性を高めるため、駅前など利用者の多いバス停にデジタルサイネージを設置し、バスキタ!を表示する仕組みも検討していきたいということです。