「自分から手を差し伸べてあげられる人間に」 中学校で防災授業実施 段ボールベッド設営やアルファ米の試食も 鳥取県三朝町
いつどこで起こるか分からない自然災害。6月7日、鳥取県三朝町で中学生が防災について学びました。
自然災害に備えた防災の授業を受けたのは、鳥取県三朝町の三朝中学校の生徒約70人です。役場の職員が、大雨の時に避難が必要か、避難する場合はどのように行動するかなどを生徒に伝えました。
また、体育館を避難所に見立てた模擬避難所体験も行われ、生徒は組み立てが簡単で、プライバシーの確保にもつながるテントを体育館に設営したり、段ボールベッドを協力しながら組み立てたりしました。ベッドをテントの中に設置した後は、強度を確かめようと、大勢でベッドの上に乗るなどしていました。
生徒
「快適っていうわけではないですけど、床で寝るよりかはちゃんと柔らかいので震災時には結構便利になると思います」
また、災害時にお湯を入れるだけで食べられるアルファ米も試食していました。
三朝町役場 竹本将樹 危機管理局長
「基本は一人一人が、防災の意識を高めてもらって、いざという時に、自分から手を差し伸べてあげられる人間になっていただけたらなということが一番大きな目的かなという風に考えております」
生徒
「おばあちゃんも結構、足腰とか弱ってきて、早く一緒に歩いて逃げたりとかできないので、そういうところも含めて、しっかりみんなで考えながら行動していきたいなと思いました」
「避難する時にどこの道が使えるか分からないので、そういう所の道を確認して、すぐに避難ができるようにしたいです」
生徒は災害時の避難行動のほか、地域の一員として共助の大切さも学びました。