島根の人気者シロイルカ2頭の妊娠を確認 館長「未来への希望の明かりが灯された」 “島根のおじさま”ケーリャ”の死から半年あまり 明るいニュースに関係者から喜びの声 島根県・しまね海洋館アクアス
島根の人気者にめでたい話題です。島根県浜田市と江津市にまたがる、しまね海洋館アクアスのシロイルカ2頭が妊娠していることが分かりました。
アクアスには6頭のシロイルカがいますが、妊娠が確認されたのは、アンナとアーリャの2頭です。
アーリャは2023年の9月、アンナは2023年の10月に子宮内に胎児の姿を確認したため妊娠と判定しました。現在、アンナの胎内には体長約80センチ、アーリャの胎内には約60センチの赤ちゃんが育っていると言います。出産は、アンナが2024年6月から8月、アーリャが2024年7月から9月の間と予想されています。
シロイルカの出産は極めて難しく、成功率は初産で30%ほど。2023年6月にはオスのシロイルカ・ケーリャが死に、悲しみに包まれたアクアス。この度新たな生命の誕生という明るいニュースに、アクアス職員はー。
しまね海洋館アクアス 湊直樹館長
「アクアスでシロイルカの妊娠は10年ぶりでございます。そうしたことを受けてとてもありがたい感謝の気持ち、未来への希望の明かりが灯された、そういう気持ちがしています。皆さまが命の尊さとか生きる希望を感じていただければとても喜びも大きくなっていくと思いますのでチームアクアスで支えながらみんなで無事出産を迎えられるように取り組んでいきたいと思います」
アーリャは10年ぶり、アンナは15年ぶりの出産。出産にはリスクが伴い、神経質になる傾向があることから出産と育児は別館のシロイルカ繁殖プールで行い、出産前後は観覧を休止する予定です。