「どこに指紋がついているか予想するのが面白かった」 中学生が指紋採取や証拠の復元などリアルな警察官の仕事を体験 優秀な人材確保に向けて現場に近い状態を体験 鳥取県
鳥取県の警察署で中学生が指紋採取や証拠の復元などリアルな警察官の仕事を体験しました。
鳥取県岩美町で警察の職場体験をしたのは、岩美中学校2年生の3人です。この職場体験は警察の仕事のやりがいを伝えようと授業の一環で9月3日から3日間にわたって行われています。
3人はまず、交通事故現場で残されている車のヘッドライトの破片を組み合わせ、事故の鑑定の参考となる証拠を復元していきました。さらに、本番さながらの指紋採取も体験。警察官からの指導を受け瓶や缶、窓に残されている指紋の場所を予想し、ハケを使って慎重に採取していきました。
岩美中学校 2年生 南部一太さん
「指紋の採取でどこに指紋がついているか予想するのが結構面白かった。社会が得意なので、社会の教師になろうと思っていたんですけど、警察にもなりたいなと思ってきました」
鳥取警察署 岩見幹部派出所 三ツ星勝実 警部補
「優秀な人材を確保するというのが、県警としての一番の目標となっています。現場に近いような状態で体験していただきたいと思っています」
鳥取県警では、今後もこうした人材確保への取り組みを続けていくということです。