「おおきくなってねー」 園児たちがアユの稚魚を放流 2日間で11万6000匹を千代川へ 鳥取県智頭町
大きく育つように思いを込めました。鳥取県智頭町で地元の園児たちがアユの稚魚を放流しました。
清流を泳ぐのは、これから夏に向けて旬を迎えるアユ。5月17日、子どもたちに智頭町の自然に愛着を持ってもらおうと千代川漁協 智頭支部が行い、ちづ保育園の園児27人が参加しました。
園児たちは漁協の関係者と共に体長7センチほどのアユの稚魚、2700匹を放流しました。
園児
「おおきくなってね~」
勢いよく動き回る稚魚に驚きながらも、優しく川へと流していました。
園児
「ぐにゃぐにゃしてた。大きくなってこっちに戻ってきてほしい」
「お魚触ったらトゥルンっていう感じだった。食べてみたい」
千代川漁協によりますと、今年は5月16日と17日の2日間で合わせて11万6000匹の稚魚を放流。6月ごろには、15センチから20センチほどの大きさに成長し、尻尾の先まで脂がよく乗ったアユになるということです。
千代川漁協智頭支部 竹下逸雄 理事
「やっぱり千代川を、豊かな川を次の世代につないでほしいなという思いはあります。智頭のアユは味がいいと評判なので、ぜひ県内問わず県外の方も釣りにきていただいて、釣って食べていただけたらと思います」
智頭町のアユ漁は、6月1日に解禁し9月下旬まで行われるということです。