20年ぶりの新紙幣が青森県内にも流通 ATMでは?自動販売機や駐車場では使用に注意も
県内でも新紙幣への両替が始まり、銀行の窓口にも多くの人が訪れました。ただ一部の自動販売機などではまだ新紙幣に対応していないところもあるため、注意が必要です。
青森市の青森銀行本店では午前9時の開店とともにさっそく新紙幣を求める人たちが相次いで訪れました。
★新紙幣を入手した人
「好みのデザインでひじょうに数字も大きくて見やすいなと思います」
Q何に使いたいですか「これは取っておきます こっちは孫にあげたりしようかな」
「出身が十和田市なのですがゆかりの人たちが今回お札になったというその記念に」
一方、ATMでは・・・。
★小山内碧 アナウンサー
「さきほどATMで現金を引き出しましたが新紙幣はまだ出てきませんでした機械の中で旧紙幣と新紙幣が混在しているということです」
ATMではもともと入っていた旧紙幣が先に出てくるということで、青森銀行でははやければあすからATMでも新紙幣を受け取れるということです。ところで新紙幣には傾けると肖像の顔の向きが変わり回転したように見える世界初の偽造防止技術「3Dホログラム」が採用されています。こうしたデザインの変更による影響もあります。
★青森放送 油川修一 記者
「早速手に入れた新紙幣を自販機に入れてみます。戻ってきますね」
自販機で津軽地方で1000台近い自動販売機を管理している「サン・ベンディング青森」では部品の交換が間に合わず、新紙幣が使える自動販売機はいまのところ3割ほど。
秋までには交換を終える予定ということです。
また県内47か所のコインパーキングを管理する企業でも精算機の9割が対応できていません。
夏祭りには半分ほど間に合わせたいということですが、交換に伴う費用が負担になっていました。
★ティーエム管理 三浦基 社長
「決してプラスではないですね。設備投資代がどうしてもかかってしまい設備投資をしたからといって売り上げが上がるわけではないので…」
使う際にはまだ注意が必要な新紙幣。
警察は「旧紙幣が使えなくなる」など新紙幣の発行に便乗した特殊詐欺に注意するよう呼びかけています。