青森市でアパートのトイレのタンクから生後間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で警察はきょう38歳の母親を殺人容疑で再逮捕しました。母親は母子手帳の交付を受けていませんでした。

殺人の疑いで再逮捕されたのは青森市の無職中野渡恵子容疑者38歳です。中野渡容疑者は先月10日から翌日午後3時まえまでの間に自宅のトイレで殺意を持って赤ちゃんを産み落とし、タンクの内容物を吸引させるなどして窒息させ殺害した疑いが持たれています。警察によりますと同居する交際相手と母親は中野渡容疑者の妊娠について知らなかったということです。DNA鑑定の結果などから赤ちゃんは中野渡容疑者の実子と判明し、父親は同居する交際相手ではないことが明らかになりました。中野渡容疑者に産婦人科への通院歴はなく母子手帳の交付も受けていませんでした。警察は殺人容疑の認否を明らかにしていません。警察は中野渡容疑者の単独犯とみて詳しい動機を調べています。