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ねぶた沿道の観覧席めぐり波紋 飲食店は困惑「妥協点を示してほしい」

2024年7月16日 18:14
ねぶた沿道の観覧席めぐり波紋 飲食店は困惑「妥協点を示してほしい」

来月2日開幕に迫った青森ねぶた祭の観覧席についてです。市道沿いの一部の店舗に対し青森市が通知を出したことである波紋を呼んでいます。

★西秀記 市長
「青森市としてはより多くの方々が安全にねぶた祭を楽しんでいただくため青森ねぶた祭実行委員会、青森警察署とも協議し歩行者空間の確保といった安全対策に努めることとしております」

青森市によりますと先月6日、ねぶたの運行コースとなっている市道沿いの一部の店舗に対して店が出す観覧席の設置場所を制限する通知を出したということです。制限するのは橋本1丁目交差点から本町1丁目交差点までの通称「市道うとう橋通り線」沿いおよそ800メートルです。

★青森放送 菅原厚
「ことしの青森ねぶた祭はさらに観光客の増加が見込まれることから通行量も増すことが予想されているんです 沿道では点字ブロックを中心に幅2メートルの歩行スペースが確保されます」

区域分けは外国人観光客の増加を見据えたもので、通路と出店スペース、観覧スペースを区切ったラインを引くということです。これまでは観覧席とあわせた予約も受け付けていた店舗もあり、市から十分な説明がないと困惑しています。

★寺町町内会事務局 本間義悦さん
「この街で飲食店をして生活を立てている方その人たちにも不利にならないようなどこかの妥協点を示してもらえるとありがたい」

市によりますとパイプ椅子の設置は認める方針とした上で無人での場所取り行為は行わないよう呼びかけています。

★青森市 赤坂寛 副市長
「沿道での椅子の放置などにつきましてはご遠慮いただくようなお願いをこれまでずっとしてきましたのでその旨も先般の文書に記載した」

青森市はあさって関係者向けの説明会を開くとしています。

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