×

赤字路線の弘南鉄道大鰐線 黒石市長と平川市長から支援継続に厳しい声

2024年7月31日 15:40
赤字路線の弘南鉄道大鰐線 黒石市長と平川市長から支援継続に厳しい声

弘南鉄道大鰐線の存廃をめぐり黒石市長と平川市長から赤字経営のままの支援継続に対し厳しい意見が相次ぎました。

きのう平川市で開かれた弘南鉄道活性化支援協議会の総会では弘南鉄道が昨年度、過去最大の2億3,000万円の赤字になったことや今後の収支計画が2029年度まで赤字であることなどを報告しました。
2020年に定めた基本方針では大鰐線が23年度末で収支が改善していない場合、25年度で支援を打ち切るとしています。このため黒石市と平川市の市長からは厳しい声が相次ぎました。

★平川市 長尾忠行市長
「大鰐線と弘南線両方一緒に存続させていくのは弘南鉄道としてもかなり厳しいものがあるのではないか」

★黒石市 髙樋憲市長
「もっとしっかりした議論をするためにも協議会を大鰐線と弘南線を分けた議論をしなければいけないのではないか」

弘前市と大鰐町は交通弱者のためにも大鰐線への支援を続ける意向を示していて、今後弘南鉄道から提出される中長期計画を見て協議するとしています。

    青森放送のニュース