十和田市の新渡戸記念館が老朽化した施設の改修費用を募るため、1000万円を目標にクラウドファンディングを始めました。

1965年に旧市立新渡戸記念館として開館した建物には、十和田市の開拓の祖新渡戸家ゆかりの史料およそ8000点が収蔵されています。市が耐震強度不足などを理由に廃止を決めましたが、ことし3月に新渡戸家が建物と土地を無償で譲り受けました。建物は来年で築60年を迎え老朽化している部分もあるということで、新渡戸記念館の新渡戸常憲館長は天井や窓などを建築当初の姿に改修する費用をクラウドファンディングで募ると発表しました。

★新渡戸記念館　新渡戸常憲館長
「100年後、あるいはその1000年かもしれない永遠というのは難しいかも知れませんけど、先人の思いをつなげるそれが一番大切」

目標額は1000万円で、12月13日まで受け付けています。