「積雪発電」などで注目のスタートアップ「フォルテ(青森市)」が破産手続き開始決定 負債は約5億2500万円

帝国データバンク青森支店によりますとフォルテ(青森市古川)は、3月27日に青森地裁から破産手続き開始決定を受けました。
フォルテは2005年(平成17年)3月に設立され、2011年に現代表の葛西純氏が就任して以降は、AIを活用した各種ソフトウェア、システム、製品開発などを手がけていました。
コロナ禍においては、人工知能と顔認証システムを組み合わせたAI顔認証技術製品を開発し、ワクチン接種会場支援システムなどをリリースするなど、時流にのった話題性の高い製品を精力的に企画開発してきた実績があり、近時は雪を利用して発電する「積雪発電システム」の実証実験を開始するなど、青森のスタートアップとして各方面から大きな注目を集める存在でした。
しかし、一時期の増収要因となった新型コロナウイルス感染症対策のAI顔認証技術製品などの需要は長続きせず、収益の変動要素が大きく、近年は連続しての営業赤字を余儀なくされていました。
ビジネスの独創性などを評価され、ベンチャーキャピタルなどからの出資も受け、継続的に新製品の開発、システム開発に取り組んできましたが、こうした独自性をビジネスとして収益化するには至らなかったということです。
短期的には収益改善のメドが立たず、多額の有利子負債を抱える状況に陥るなか、事業継続を断念しました。
負債は2024年2月期末時点で約5億2500万円です。
フォルテは2005年(平成17年)3月に設立され、2011年に現代表の葛西純氏が就任して以降は、AIを活用した各種ソフトウェア、システム、製品開発などを手がけていました。
コロナ禍においては、人工知能と顔認証システムを組み合わせたAI顔認証技術製品を開発し、ワクチン接種会場支援システムなどをリリースするなど、時流にのった話題性の高い製品を精力的に企画開発してきた実績があり、近時は雪を利用して発電する「積雪発電システム」の実証実験を開始するなど、青森のスタートアップとして各方面から大きな注目を集める存在でした。
しかし、一時期の増収要因となった新型コロナウイルス感染症対策のAI顔認証技術製品などの需要は長続きせず、収益の変動要素が大きく、近年は連続しての営業赤字を余儀なくされていました。
ビジネスの独創性などを評価され、ベンチャーキャピタルなどからの出資も受け、継続的に新製品の開発、システム開発に取り組んできましたが、こうした独自性をビジネスとして収益化するには至らなかったということです。
短期的には収益改善のメドが立たず、多額の有利子負債を抱える状況に陥るなか、事業継続を断念しました。
負債は2024年2月期末時点で約5億2500万円です。
最終更新日:2025年4月7日 8:59