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米軍三沢基地にF35を48機配備へ 宮下知事は「遺憾」「勝手に決めて良いものではない」と不快感

2024年7月4日 17:53
米軍三沢基地にF35を48機配備へ 宮下知事は「遺憾」「勝手に決めて良いものではない」と不快感

アメリカ国防総省は三沢基地に初めてステルス戦闘機F35を配備すると発表しました。
宮下知事は地元への説明が不十分で「ひじょうに遺憾」と不快感を示しました。

アメリカ国防総省はきのう三沢基地に配備されているF16戦闘機36機をF35ステルス戦闘機48機に置き換えると発表しました。F35はレーダーで捉えにくい戦闘機でF16よりもエンジン音が大きいとの指摘もあります。配備される数も増えるため騒音など地元負担の拡大が懸念されます。三沢基地には航空自衛隊のF35が置かれていますがアメリカ軍の配備は初めてです。

★青森放送 菅原厚 キャスター
「F35戦闘機の配備についてはきのう夕方東北防衛局を通じて小谷副知事に説明があったということです」

発表直前に地元に伝えたことに対し宮下知事は…。

★宮下知事
「基地負担をどういうふうに整理するのかということの説明がないままに発表が行われることはひじょうに遺憾であると言わざるを得ません 三沢の空は三沢の市民のためにあって日本の空なわけだから勝手にいろんなことそれはわかりますよ日米同盟があるし日米安保はわかるけれど理解しますけれど勝手に決めて良いものではないでしょ」

三沢市には「数年かけて置き換える」という説明があったということです。

★三沢市 小桧山吉紀 市長
「まずは急な話で大変驚いている訳でして この「数年」をもう少し具体的に情報をほしいなという形の求め方というのは当然出てくるのではないかと思います」

アメリカ国防総省は「日米同盟や地域の抑止力を強化しインド太平洋地域の平和と安定を高める」と新しい計画の意義を強調しています。

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