中泊町は脱炭素社会実現に向けて小泊漁港区域内での洋上風力発電事業への正式な参画や地域エネルギー会社の設立などに取り組むことを発表しました。

これは中泊町が開いた脱炭素社会の実現に向けた地域の事業者などとの連携協定締結式で濱舘町長が説明しました。
町は日本風力開発が計画を進めている小泊漁港区での洋上風力発電事業について運営を行う特別目的会社にきょう付けで300万円を出資したということです。
漁港区域内に風車が設置されるのは全国でもはじめてで2029年度の稼働開始を目ざします。
また町はことしの秋までに電力の小売り事業などを行う地域エネルギー会社を設立し、作った電力を町内で有効活用できる仕組みを整えます。

中泊町 濱舘豊光 町長
「風のエネルギーのポテンシャルが日本でも有数の地域だと思っていますその風のエネルギーを有効に使いながら地域まるごと脱炭素の取り組みができるというのはわが町、この地域の強みだろうなと思っています」

濱舘町長はこれらの取り組みで2050年までに温室効果ガスの排出が実質ゼロとなる「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言しました。