雪国不安の灯油代が去年の同じ時期より最大8円高値に!?「やっぱり負担が大きい」
県内も冬が近づき寒くなってきました。
これから必要になってくるのが暖房です。
燃料となるこの冬の灯油価格がどうなるのか?価格動向の見通しが示されました。
★青森放送 廣瀬絢南キャスター
「きのう青森市でも初雪を観測し、いよいよ本格的な冬がやってきました 気になってくるのは冬に欠かせない灯油の価格ですよね 今年の価格は果たしてどうなるのでしょうか」
県内全域で灯油を配達しているコープあおもりは説明会を開き、この冬の灯油の価格動向の見通しを示しました。
★コープあおもり灯油課 新里伸夫課長
「昨年の同時期と比べると3円程度ことしは高い」
灯油価格は先月末現在配達価格で1リットルあたり税込み115円と去年の同じ時期よりも3円高くなっています。
政府による灯油などへの補助金が支給されていますが、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の不安定化に円安も加わり高止まりが続いています。
年内いっぱいは115円から120円の範囲で推移していくとみられ、去年の同じ時期よりも最大8円ほど高値となる見通しです。
★利用者
「去年も高かったけれどそのまま(高値で)来ているからね 下がってほしいね」
「全般的に何でも高いからさ 家計にはやっぱり負担が大きいよね」
一方、政府が支給している補助金は年内に期限を迎え、1月からの対応は決まっていない状況です。
年明け以降の見通しを示すことは難しいとしています。
★コープあおもり灯油課 新里伸夫課長
「ちょうど今寒くなってきた時期で、早めに冬の準備をして給油をしていただいて価格が今高値ですけれど安定している中で、準備をしていただいて冬を乗り切ってほしい」
政府の補助金が打ち切りとなった場合には、1リットル当たり15円ほど値上がりするということです。
家計にとっては灯油価格が高値で推移する見通しの厳しい冬になりそうです。