×

ツキノワグマの食害被害額が8倍以上で過去最多 被害が多かったのは…

2024年7月19日 17:21
ツキノワグマの食害被害額が8倍以上で過去最多 被害が多かったのは…

県内で昨年度のツキノワグマによる農作物の被害額が前の年の8倍以上となる4,168万円で過去最多だったことがわかりました。ほとんどがりんごなど果樹の被害です。

県の被害まとめの速報値によりますと昨年度野生鳥獣による農作物被害は被害面積がおよそ35ヘクタール、被害額は9,169万円でした。前の年に比べると面積はおよそ2.5倍、被害額はおよそ2倍です。
特にツキノワグマによる被害額は4,168万円と前の年の8.4倍で過去最多です。被害面積もおよそ12ヘクタールと5.6倍です。被害の多くはりんごなどの果樹で、県では去年クマのえさとなるブナの実が凶作だったため被害が増えたと見ています。

★県農産園芸課 舘山元春課長
「大変危機感を持っております 生産者のみなさまには鳥獣が近づかないよう農地周辺の草刈りや収穫物の残さをほ場に残さないでいただきたいと考えています」

一方、イノシシによる被害額は747万円、ニホンジカは690万円、ハクビシンは623万円とそれぞれ増加し、これまでにない場所で被害が拡大していることが明らかになりました。

    青森放送のニュース