殺人隠蔽 家宅捜索で「入院診療録」など11点押収 捜査当局は事件の全容解明急ぐ
八戸市の病院の理事長と医師が殺人事件を隠蔽したとして逮捕された事件で今月14日の家宅捜索の際に「入院診療録」など11点を押収していたことが新たに分かりました。
みちのく記念病院を運営する医療法人の理事長、石山隆容疑者61歳と弟で医師の石山哲容疑者60歳はおととし3月、病院に入院していた男が同じ病室の男性を歯ブラシで刺して殺害した事件を隠そうとした犯人隠避の疑いが持たれています。
今月14日に行われた病院や自宅の家宅捜索で患者の病状や経過などを記録した文書「入院診療録」など11点を押収していたことが警察への取材で新たに分かりました。
またこれまでの取材で理事長と医師は事件のあと殺害した男を閉鎖病棟に「医療保護入院」させて発覚を免れようとした可能性があることがわかっています。
捜査当局は押収した「入院診療録」などを精査し事件の全容解明を急いでいます。