伊方原発 広島や長崎の被爆者らが運転差し止め求めた裁判 きょう判決 広島地裁
広島の住民らが四国電力に対し、伊方原発3号機の運転差し止めを求めている裁判で広島地裁がきょう午後、判決を出します。
伊方原発3号機の運転差し止めを求めているのは広島や長崎の被爆者らです。
裁判では、地震や阿蘇山の噴火などの安全性の確保などが主な争点となっています。
住民側はこれまで、南海トラフなどの地震リスクがありながら、四国電力の評価は過少だとして「安全性が保障されたとは到底言えない」などと訴えていました。
これに対し、四国電力は「国が作成した最大クラスの巨大地震をモデルに検討した」などと主張し訴えを退けるよう求めています。
伊方原発の運転差し止めの集団訴訟は松山や広島などで行われていて去年3月、大分地裁は住民の訴えを棄却する判決を言い渡し、住民側が即日控訴しています。
広島地裁での判決は、きょう午後2時に言い渡されます。