「なんか泣けてくるね」卒業生のオリジナル曲で…閉校で…それぞれ迎える“別れの春”県内中学校で卒業式【愛媛】
“別れの春”です。きょう県内の中学校で卒業式が行われました。
閉校で…3年生のオリジナルソングで…迎える卒業の日です。
卒業生:
「今日で別れるってなったらなんか泣けてくるね」
松山市下伊台町の旭中学校です。きょう、3クラス68人が卒業の日を迎えました。
卒業式では一人一人に卒業証書が手渡された後、卒業生を代表して、三好渚月さんが劇の制作や合唱などに取り組んだ3年間の思い出を語り、先生や両親に感謝の言葉を述べました。
式の最後、卒業生が披露したのは…3年生が卒業式に向けて制作した、オリジナルソング「花よ咲け」。
この曲は、卒業生の大谷香遥さんが作詞、久保里香さんが作曲を担当しました。
大谷香遥さん:
「1番の歌詞は親や先生が私たちを輝かせてくれたんだよという歌詞で、2番は友達と過ごした思い出や出会えて良かったという思いを込めました」
歌「花よ咲け」
♪1番 あなたのおかげでここまでこれた あなたがいたから楽しくできた
久保里香さん:
「皆じゃないと歌えなかったなというのはあるし、音を付けさせて頂いて、それを皆が歌ってくれてっていうのが個人的にもすごく嬉しかったし、皆も同じ気持ちだったらいいなと思ってます」
♪2番 桜の花咲く頃に君と別れる 出会いも別れも仲間と共に 思い出の中には仲間の笑顔
特別な思いできょうを迎えた卒業生もいます。
12人が学び舎を後にする、愛南町立内海中学校。
1987年に3つの中学が統合して以来、927人の卒業生を送り出してきた旧内海村最後の中学校は、今年度をもって閉校します。
1,2年生はひと足早く、統合先の御荘中学校に通学を始めたため、最後の卒業式に参加したのは3年生だけ。
厳かな雰囲気の中、卒業生1人1人に卒業証書が手渡されます。
そして最後の、卒業の言葉…
廣瀬愛菜さん:
「私たちが進んで行く道は決して楽なものではありません。しかし、内海中学校の最後の卒業生としての誇りとこれまで関わってきたすべての方々への感謝を忘れず、私たちは真っ直ぐに力強くそれぞれの道を歩んでいきます」
内海中学校 校歌
♪はてしなき南を望み内海の山脈(やまなみ)は冴え
卒業生男子:
「みんな個性豊かで元気で明るくて、絡みやすくてふざけあったりできてとても楽しい12人です」
卒業生女子:
「ここで3年間過ごしてきてすごい楽しかったし、思い出がたくさんあるから(閉校は)さみしいです。内海中生最後の卒業生ということでこの1年間大きなプレッシャーもあったけど、その分いろんなたくさんの貴重な経験ができて最後の卒業生でよかったなと思います」
あさっての閉校記念式典で、37年の歴史に幕を下ろす内海中学校。
仲間との思い出を胸に、12人の卒業生は新たなステージへと旅立ちます。