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万葉時代の歌人を偲んで 愛媛万葉祭

2024年5月5日 15:29
万葉時代の歌人を偲んで 愛媛万葉祭

古きよき日本の万葉時代の歌人を偲ぼうと、松山市内の神社で愛媛万葉祭が行われました。

愛媛県護国神社で行われた愛媛万葉祭は、万葉集が詠まれた時代の歌人を偲び、日本古来の細やかな心を育もうと愛媛万葉苑保存会が毎年開催しているもので、今年で55回目です。

きょうはまず神事が行われ、出席した保存会の会員らおよそ70人が本殿で玉串を奉げました。

続いて、万葉集の代表的な女流歌人額田王が松山を訪れた際に詠んだとされる「熟田津に 船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今はこぎいでな」の和歌と舞が奉納され、出席者は厳かな雰囲気の中、悠然と演じられる舞に見入っていました。

また、式典の終わりには、迫力溢れる古武道の演武も奉納されました。

なお、愛媛万葉苑では、毎月第2日曜に万葉集に詠まれた植物を解説する催しが行われています。

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