恋愛感情を利用して…SNS使ったロマンス詐欺 自称ハーフの女性からウソの投資話で1500万円被害
松山市の男性が、SNSを通じて知り合った自称ハーフの女性にうその投資話を持ちかけられ、合わせて1500万円をだまし取られました。
警察は、SNSを使ったロマンス詐欺事件とみて捜査するとともに、注意を呼びかけています。
警察によりますと、松山市に住む60代の男性は、SNSを通じて知り合い、恋愛感情を持った自称ハーフの女性から、「おじが海外の投資をしていて利益を出している」「一緒にお金を稼ぎましょう」などと持ちかけられました。
男性は教えられた投資アプリをダウンロードし、3月6日から今月24日にかけ、複数の口座に11回にわたって、合わせて1000万円を振り込んだということです。
しかし今月25日、男性に「叔父が投資をやめる」などとメッセージが届いたため投資金を引き出そうとしたところ、アプリの中のマネージャーを名乗る人物から、「引き出すには保証金500万円が必要」とメッセージが届きました。
男性は、指定された口座に500万円を振り込み、合計で1500万円をだまし取られたということです。
県警本部によると、去年1年間に認知したSNSを使ったロマンス詐欺の件数は33件で、被害総額はおよそ3億円に上るということです。
警察は、恋愛感情や親近感を抱かせるメッセージが届いた後、会う前に投資などお金の話になった場合は、詐欺を疑って警察に相談してほしいとしています。