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松山市議会 3人死亡の城山土砂崩れについて市に対して責任問う質問が相次ぐ

2025年3月3日 16:39
松山市議会 3人死亡の城山土砂崩れについて市に対して責任問う質問が相次ぐ

松山市議会の3月定例会では、各会派による代表質問が行われました。

去年7月、3人が死亡した城山の土砂崩れについて、「緊急車両用道路の設計や施工、管理に問題はなかった」と結論づけた市に対して、責任を問う質問が相次ぎました。

城山の土砂崩れを巡って、松山市の野志市長は、先月24日の住民説明会で土砂崩れ箇所の上部にある『緊急車両用道路』について、設計・施工に問題はなく、道路や斜面の安全管理に問題はなかったことから、国家賠償法による賠償は難しいとの認識を示しました。

きょうの代表質問でまつやまチェンジアクションの田中エリナ議員は、市が、「災害の予見は難しく、回避することは不可能」との理由とした・発生区域ではこれまで同様の災害が発生していないという点に対し、「疑問が残る」などと指摘。

城山全体では、過去に愚陀仏庵が倒壊した土砂災害などが発生していて、特段の注意を払って城山全体を管理すべきだったのではないか、などと市の責任を問いました。

これに対し、市の担当者は「過去の愚陀仏庵倒壊などの災害とは発生メカニズムが異なる」として、改めて、管理に瑕疵はなかったとの見解を示しました。

議会を傍聴した住民の一人は、「市長が一度も答弁しなかったことが残念。道路の設計・施工の妥当性について、データを示して納得できる説明をしてほしい」と話していました。

最終更新日:2025年3月3日 16:39
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