城山の土砂崩れで松山市が初の住民説明会「緊急車両用道路の設計などは妥当だった」と説明
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去年7月、松山市の城山で3人が死亡した土砂崩れで、市が初めての住民説明会を開き、緊急車両用道路の設計などは妥当だったと説明しました。
昨夜の説明会には被災した緑町の住民などおよそ80人が出席しました。会では、技術検討委員会の最終報告で「斜面変形に影響を与えた可能性がある」とされた緊急車両用道路について市の担当者が、専門家の意見をもとに当時の設計内容を確認したと説明。
その結果、擁壁に使用したコンクリートの品質なども基準を満たしていて道路の設計や施工は妥当だったと述べました。
また、道路のひび割れなどには適切に対応してきたほか、土砂災害警戒区域でないことなどから、災害を予見し回避することは不可能で、管理に問題はなかったと説明しました。
説明を受け、住民からは、「納得できるオープンな検証をしてほしい」「1人ではなく、複数の専門家を入れるべきだ」などの声が相次いでいました。