宇和島城の城山から直径40センチの石が落下 隣接民家の浴室を損壊…市が修理費用130万円を専決処分
愛媛県宇和島市は、今年4月に宇和島城の城山から直径40センチほどの石が落下し、隣接する民家の浴室を損壊する事故があったと発表しました。この事故によるけが人はいませんでした。
宇和島市によりますと、今年4月22日の午前9時ごろ、宇和島城の城山の斜面から隣接する民家へ直径40センチほどの石が落下しました。
石は浴室のガラス窓を突き破り、床や浴槽などを破壊しましたが、別の部屋にいた住民にけがはありませんでした。
石は高さ10メートルほどの斜面から、風化などが原因で落下したと見られています。
宇和島城の城山は市が所有権を持っていて、市は先月、全ての過失を認めた上で、修理費用の全額およそ130万円を専決処分で支出しました。
市は再発防止に向け、落石事故が起きた現場の周辺に防護ネットの設置を検討しているということです。