今治の山火事5日目鎮圧のめど立たず 住宅など11棟全焼 市内全域で停電する可能性も

愛媛県今治市での山火事は発生から5日目を迎えました。きょうも消火作業が続けられていますが、鎮圧のめどは立っていません。
23日夕方に発生した山火事ですが、きのう午後2時の時点でおよそ417ヘクタールの山林が焼失し更に延焼中です。
山火事からの飛び火で建物にも被害が拡大し、これまでに住宅9棟、倉庫2棟のあわせて11棟が全焼しています。
けさも県や自衛隊のヘリによる空からの消火作業が始まっています。陸上からも地元の消防団や広島や香川などの緊急消防援助隊も加わって、消火活動にあたることになっています。
今治市ではきょう雨が降る見込みですが、火災現場では依然、煙がたちのぼっているのが確認され、いまのところ鎮圧のめどは立っていません。
今治市と西条市であわせて3848世帯7494人に避難指示が発令されています。
また四国電力送配電は延焼が拡大した場合、今治市全域で停電する可能性があるとして、懐中電灯の手配や携帯電話の充電などの備えを呼びかけています。