反戦の軍人・水野広徳の79回忌追悼法要 防衛省防衛研究所研究幹事 兵頭慎治さん(宇和島市出身)特別講演も【愛媛】
反戦の軍人として知られる水野広徳の追悼法要と宇和島市出身で防衛省防衛研究所の兵頭慎治さんの特別講演会が行われました。
水野広徳の墓がある松山市の蓮福寺で行われた追悼法要には、親族や関係者などが参列しました。松山市出身で、海軍大佐だった水野広徳は、第一次世界大戦後のヨーロッパ視察で戦争の悲惨さに直面し、その後、反戦を訴え続けたことで知られています。
法要のあと、宇和島市出身で防衛省防衛研究所 研究幹事の兵頭慎治さんがウクライナ侵攻をテーマに記念講演しました。
この中で兵頭さんは「水野広徳が主張してきた反戦・平和は訴え続けていかなければならない。戦争が当たり前、日常であることはおかしいと言い続けなければいけない」と語っていました。
また、兵頭さんは、国際秩序の根幹が揺るがされる中、日本でも国際情勢を注視し世界平和について考えてほしいと参加者に呼びかけていました。