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松山市が住宅耐震診断や改修費補助の追加募集 調査や補強のポイントは【愛媛】

2024年1月17日 18:38
松山市が住宅耐震診断や改修費補助の追加募集 調査や補強のポイントは【愛媛】

元日に発生した能登半島地震では住宅の倒壊が相次ぎました。

今、県内でも住宅の耐震性を見直す動きが出ています。

松山市の窓口:
「木造住宅耐震診断のご相談ですか?」「そうです」

松山市は、3月29日までの先着順で木造住宅の耐震診断や改修工事の費用を補助する制度の追加募集を実施しています。

市建築指導課 若宮鈴夏技師:
「令和5年度が12月28日で一度締め切ったが、石川県の地震を受けて1月11日から追加募集している。一日あたり30件以上のお問い合わせをいただいている状態です」

対象となるのは、1981年5月31日以前に建てられた木造住宅で、通常およそ6万円かかる耐震診断を3000円から利用できるほか、耐震改修工事の費用が最大で100万円補助されます。

申請に来た男性:
「子供と相談してやった方がいいだろうということで、能登の地震もあるしやっぱり心配ですからもう家も古いですからね、もう築70年くらい」

申請に来た女性:
「こないだの(能登の)大地震とか見たらやっぱり心配ですからね。良く説明してもらって来てよかったなと思った」

一方、松前町の築45年の住宅では…

清家記者:
「こちらの住宅では耐震診断を終え、現在改修工事が行われています」

こちらの住宅は、およそ2年前に耐震診断を終えていて今月、改修工事が始まりました。

家主・畔地勲夫さん:
「3歳の時に昭和の南海地震にあっているので地震の怖さというのは重々知っていたが(能登半島地震を受けて)改めて怖さというのを感じた」

松前町建築協議会 一級建築士 相原昌彦さん:
「合板を貼っている部分は実はもともとはここ一体がサッシだった。建物全体に対してこの部分だけ異常に弱いという状態になっていたので、その部分をサッシを小さくしてその間に耐力壁を入れて弱い部分を補強するという感じ」

工事に携わる建築士の相原さんは、地震の揺れによって起こる”ねじれ”に抵抗するためには耐力壁といわれる壁が必要だと言います。

工事の前に行われる耐震診断でも…

松前町建築協議会 一級建築士 相原昌彦さん:
「まずは壁ですね。壁と劣化具合はやっぱり(耐震診断において)大きな要素」

壁の配置を正確に把握することや、外壁のひび割れ、瓦のずれなど劣化している部分の調査が最も重要だということです。

家主・畔地勲夫さん:
「大工さんも非常に丁寧に熱心にやってくれているのでますます日々安心感が出てきている」

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