高知県勢として92年ぶりの金メダルを獲得したパリオリンピック・レスリング日本代表、香南市出身の櫻井つぐみ選手と高知市出身の清岡幸大郎選手が、8月22日に地元・高知県に凱旋しました。行く先々でたくさんの祝福の声と大きな拍手に包まれました。

午前9時すぎ、高知龍馬空港の到着ゲートに姿を現したのは、胸に金メダル、白いスーツに身を包んだ櫻井つぐみ選手と清岡幸大郎選手です。2人の凱旋に空港には祝福する横断幕が用意され、レスリング関係者など約50人が拍手で出迎えたあと、後援会から花束が贈られました。

このあと県庁を表敬訪問した2人は、大勢の職員に出迎えられ、手を振って応えていました。
2人は当時の様子を振り返りながら高知からの熱い応援に感謝の言葉を述べました。

その後、2人は櫻井選手の得意技「腕取り」のポーズで濵田省司高知県知事と写真撮影にのぞんだり、県のキャラクター・くろしお君と人気アニメのポーズを決めたりしてしていました。

櫻井選手と清岡選手はともに高知市の高知南高校出身ということで、22日は高知市役所にも訪れました。庁舎には2人を一目見ようと駆け付けた大勢の職員たちの姿が。たくさんの祝福の声と大きな拍手に包まれました。

桑名龍吾高知市長から、パリオリンピックでの心境や出場までの苦労について聞かれた2人。時に悔しい思いもしながら切磋琢磨し合い歩んできたこれまでのレスリング人生を振り返っていました。

その後、桑名市長はそれぞれのメダルを手にとり、その重みを感じていました。

そして午後、櫻井選手は地元・香南市の濱田豪太市長を表敬訪問しました。
22日は、地元の児童クラブのみんなが書いた手作りのお祝いメッセージが櫻井選手に手渡されました。23日に母校の野市中、野市小を訪れるということです。

22日、県と高知市には2人が試合で着用したものと同じモデルのユニホームがサイン入りで贈られました。また香南市にも櫻井選手のサイン入りユニホームが贈られ、今後展示される予定だということです。