開通120周年を迎えた高知の路面電車 夢の運転士になった若者の思い【高知】
去年5月に開通120周年を迎えた高知の路面電車。担い手不足や燃料費の高騰を背景に減便や運賃の値上げなど厳しい状況が続くなか、夢だった運転士になった若者とその思いに密着しました。
高知市出身の高橋凌河さん、20歳です。高橋さんは去年9月、路面電車の運転免許証にあたる国家資格に合格。3か月の研修を経て今年1月、社内審査に合格し晴れて一人前の運転士になりました。
2月6日、とさでん交通の高知市のはりまや橋事務所で運転士の交代に向け準備をする高橋さん。
この日は、運転士になってまだ4日目です。
教官や先輩運転士のアドバイスを思い出しながら業務にあたっていました。
■高橋さん
「はりまや橋のクロッシングもそうだが、教官の教えも生かせれる場所なので、はりまや橋と高知駅のポイント。信号の確認という所は一番の今日のポイント」
午後1時半。先輩から運転を交代した高橋さん。この日の業務は交差点や信号、交通量の多い区間、桟橋通り5丁目の電停と高知駅の電停を結ぶ路線の運行です。早速、乗り込みました。
■運転士交代
「乗務員交代いたします。よろしくお願いいたします」
乗り込むまでは少し緊張していた高橋さんですが、運転席につくと真剣な眼差しに変わりました。
また、停車した時にはアナウンスや笑顔で暖かい接客もおこないながら利用者を目的地まで届けます。
高橋さんはまだ駆け出しの身ですが、運転士としてのプライドと自信が引き締まった表情あらわれていました。
この日は桟橋通り5丁目と高知駅の区間を4往復。約2時間の運転を任されました。
■高橋さん
「試験のタイミングで色々イレギュラーなこともあったが、無事合格ということを聞いてひとまずほっとしてるし、家族にも合格したよと連絡したら喜んでもらったので、一つ新しいスタートが切れたと思った」
高知の路面電車は明治37年(1904年)の5月2日に全国10番目となる運行を始めました。現在運行する路面電車としては国内でもっとも古く、総延長は25キロあまりと国内最長。高知市民や近隣市町村の住民の通勤・通学の足として利用されています。一方、路面電車の運転士は減少傾向にあり現在は69人に。
いまのダイヤを維持するためには運転士だけで人員が6人不足していて、休日出勤などで埋め合わせています。
とさでん交通によりますと4月には15人の新入社員が入るということですが、まだ運転士の採用は未定だということです。
高橋さんがとさでん交通に入社したのは高校卒業後の2022年の4月。2年間の事務作業を経て去年、国家資格を取得しました。
高橋さんがとさでん交通に入社したきっかけは、地元である高知の運転士になるという幼いころからの夢でした。
高知市出身ということもあり幼いころから路面電車を利用することが多く、毎年5月に行われる電車の日には必ず足を運ぶほど路面電車が好きだったそうです。
利用者を安全に目的地まで運び届ける運転士の姿が、当時の高橋少年にはとてもカッコよく見えました。憧れの存在でいつしか運転士を目指すようになりました。
子どものころからの夢を叶え、一人の運転士として一歩を歩み始めた高橋さんに次の夢を聞きました。
■高橋さん
「やっとスタート地点に立てたなというのは1番実感していて、その反面すごく緊張しているが、叶った夢が終わったばかりで、すぐ新たな夢はなかなか今の段階ではあれだが、とりあえず目標として子供たちが憧れる運転手さんになるということが目標なので、そこはひとまず頑張りたい」
憧れの運転士として働き始めた高橋さん。これからは子どもたちから憧れられる運転士になれるよう今日も高知の街を駆け抜けます。
高知市出身の高橋凌河さん、20歳です。高橋さんは去年9月、路面電車の運転免許証にあたる国家資格に合格。3か月の研修を経て今年1月、社内審査に合格し晴れて一人前の運転士になりました。
2月6日、とさでん交通の高知市のはりまや橋事務所で運転士の交代に向け準備をする高橋さん。
この日は、運転士になってまだ4日目です。
教官や先輩運転士のアドバイスを思い出しながら業務にあたっていました。
■高橋さん
「はりまや橋のクロッシングもそうだが、教官の教えも生かせれる場所なので、はりまや橋と高知駅のポイント。信号の確認という所は一番の今日のポイント」
午後1時半。先輩から運転を交代した高橋さん。この日の業務は交差点や信号、交通量の多い区間、桟橋通り5丁目の電停と高知駅の電停を結ぶ路線の運行です。早速、乗り込みました。
■運転士交代
「乗務員交代いたします。よろしくお願いいたします」
乗り込むまでは少し緊張していた高橋さんですが、運転席につくと真剣な眼差しに変わりました。
また、停車した時にはアナウンスや笑顔で暖かい接客もおこないながら利用者を目的地まで届けます。
高橋さんはまだ駆け出しの身ですが、運転士としてのプライドと自信が引き締まった表情あらわれていました。
この日は桟橋通り5丁目と高知駅の区間を4往復。約2時間の運転を任されました。
■高橋さん
「試験のタイミングで色々イレギュラーなこともあったが、無事合格ということを聞いてひとまずほっとしてるし、家族にも合格したよと連絡したら喜んでもらったので、一つ新しいスタートが切れたと思った」
高知の路面電車は明治37年(1904年)の5月2日に全国10番目となる運行を始めました。現在運行する路面電車としては国内でもっとも古く、総延長は25キロあまりと国内最長。高知市民や近隣市町村の住民の通勤・通学の足として利用されています。一方、路面電車の運転士は減少傾向にあり現在は69人に。
いまのダイヤを維持するためには運転士だけで人員が6人不足していて、休日出勤などで埋め合わせています。
とさでん交通によりますと4月には15人の新入社員が入るということですが、まだ運転士の採用は未定だということです。
高橋さんがとさでん交通に入社したのは高校卒業後の2022年の4月。2年間の事務作業を経て去年、国家資格を取得しました。
高橋さんがとさでん交通に入社したきっかけは、地元である高知の運転士になるという幼いころからの夢でした。
高知市出身ということもあり幼いころから路面電車を利用することが多く、毎年5月に行われる電車の日には必ず足を運ぶほど路面電車が好きだったそうです。
利用者を安全に目的地まで運び届ける運転士の姿が、当時の高橋少年にはとてもカッコよく見えました。憧れの存在でいつしか運転士を目指すようになりました。
子どものころからの夢を叶え、一人の運転士として一歩を歩み始めた高橋さんに次の夢を聞きました。
■高橋さん
「やっとスタート地点に立てたなというのは1番実感していて、その反面すごく緊張しているが、叶った夢が終わったばかりで、すぐ新たな夢はなかなか今の段階ではあれだが、とりあえず目標として子供たちが憧れる運転手さんになるということが目標なので、そこはひとまず頑張りたい」
憧れの運転士として働き始めた高橋さん。これからは子どもたちから憧れられる運転士になれるよう今日も高知の街を駆け抜けます。
最終更新日:2025年3月28日 9:06