高知県と高知市で共通する課題に連携して取り組もうと、濵田知事と桑名市長が意見交換会を開き、人口減少対策や南海トラフ地震への備えについて意見を交わしました。

1月17日、高知市で知事・市長意見交換会が開かれ、濵田知事と桑名市長が意見を交わしました。

このうち、人口減少対策で濱田知事は不妊治療の支援体制について、これまで専門的な特定不妊治療は高知市エリアは高知市が担当し、それ以外の市町村は県が担当するとしていた役割分担を整理する方向を示しました。一般不妊治療は各市町村で支援し、特定不妊治療は全市町村を県の方で支援していくように検討しているとして桑名市長に対応の検討を求めました。

また、県が進める現在の県内各消防本部などを1つにまとめる消防広域化について濵田知事が高知市への協力を求めると、桑名市長は財源や人員の確保や処遇改善の調整などの課題を挙げ丁寧な議論が必要だと答えました。

そのほか、J3に参入した高知ユナイテッドSCを県市ともに応援していくことを申し合わせました。また、桑名市長は高知市で違法な盛り土が問題になっている「小松の沼」の土砂について県市で整備する動物愛護センターの造成工事に利用できないかと知事に提案しました。