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フジテレビ社長、社員の関与を改めて否定…会見は100分以上に 中居正広さん“女性トラブル”

2025年1月17日 21:18
フジテレビ社長、社員の関与を改めて否定…会見は100分以上に 中居正広さん“女性トラブル”

タレントの中居正広さんと女性とのトラブルをめぐり、社員の関与が報じられたフジテレビの港浩一社長が、17日に記者会見を行いました。港社長は社員の関与について改めて否定した上で、第三者が入る調査委員会を立ち上げ調査することを明らかにしました。

タレント・中居正広さんの“女性トラブル”をめぐり、“社員の関与”が報じられたフジテレビ。

港浩一社長
「現在まで弊社から説明ができていなかったことについて、おわび申し上げます。私はこういうことはなかったと信じたいと思います」

最初の報道から約1か月たった17日に記者会見を行ったのは、フジテレビの港浩一社長です。1月末に予定されていた定例会見を前倒しする形で開催しました。1時間半を越える会見で「トラブルの把握時期」「社員の関与はあったのか」「今後の対応」などについて説明が行われました。

   ◇

◆「トラブルの把握時期」

港浩一社長
「弊社は発端となった事案について、直後に認識していました。2023年6月初旬となります。女性の様子の変化に気づいた社員が声をかけ、話を聞いたところ、当事者2人の間で起きた極めてセンシティブな領域の問題でした」

週刊誌によって12月に報じられた、中居正広さんと女性とのトラブル。2023年6月にトラブルのきっかけとなった食事会があったといいますが、フジテレビはその直後にはトラブルについて認識していたといいます。

ただ、当時のフジテレビの判断は、事案を公にしないこと。

港浩一社長
「他者に知られずに仕事に復帰したいとの女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応してきた。極めて秘匿性の高い事案として判断していました」

そのため、フジテレビは中居さんへの問い合わせはせず、出演番組についてはトラブルが知れわたる懸念から、終了することなく放送を続けたということです。

港社長は、“報告は随時上がってきていた”として、対応への判断は自分の責任だと述べました。

◆「社員の関与はあったのか」

週刊誌ではトラブルのきっかけになった食事会を“幹部社員”が直前にキャンセルしたなどと報じられています。中居さんはトラブルを認めたコメントで、“社員の関与”を否定。

中居さんのコメント
「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」

フジテレビも去年12月に、“社員の関与”を否定していました。

フジテレビのコメント
「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」

   ◇

17日の会見では…

フジテレビ
「うちの社員が企画したこともなければ、当然ドタキャンもない。全く関係がない」

当該社員の通信履歴などを確認したとして、関与について改めて否定しました。

記者
「様々な疑惑について記事が出ていることに、現時点での受け止めは?」

港浩一社長
「そういうことはないと私は信じています」

“フジテレビ社員による性的接触が常態化している”と報道されているとの質問には…

港浩一社長
「出演者の人たちと懇親の場はあります。私はそういうことはなかったというふうに信じたいと思います。全くない…と私は信じております」

フジテレビは今後、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を新たに設置し、事実関係を調査するとしています。

港社長は会見の終わりに、記者から女性に向けてのコメントを求められると「活躍を祈ります」と述べました。

   ◇

今回の会見の内容について、企業のリスクマネジメントに詳しい専門家は…

桜美林大学 西山守准教授
「調査そのものをどういった形で行うのかは、また改めてということですので、調査の具体的な内容に関する表現はなかったと理解している」

どのような調査を行うのかが不透明だったと指摘。今後の調査に必要なのは“客観性”だと話します。

桜美林大学 西山守准教授
「経営陣の意向が調査結果に反映されてはいけないというのが大原則。独立性をもった調査ができるのか、しっかり担保していく必要がある」

   ◇

フジテレビは、調査の結果については、今後、まとまり次第速やかに公表するとしています。

最終更新日:2025年1月17日 21:18
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