高知県の長岡教育長が8月23日に定例会見を開き、7月に発生した水泳授業中の事故について「国の示す手引きよりも一歩踏み込んだ安全対策の指針の検討を行う」と述べました。

高知県 長岡教育長
「今後より安全な水泳指導が小学校で実施されなければならないと考えている。例えば指導者とは別に全体を見通す監視員を配置すること、あるいは監視の方法とか、さらには普段使用していない場所で授業を行う際の留意点とか、そういったことについて教育委員会として国の示す手引きよりも一歩踏み込んだ安全対策の指針等について検討を行って各市町村に伝えていきたい」

事故の後、県や市が学校に配置したスクールカウンセラーについて、のべ169人の児童、4人の保護者の利用があったとして、「事故発生当初は学校全体が落ち着かない様子で、何らかの不安を持っている子どもが多かったが、徐々に相談が減少し、心の回復に向かっている」と述べました。

高知市は24日、1回目の事故検証委員会を開くことにしています。