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高知龍馬マラソンエントリー受付開始 青学の原晋監督にマラソンの魅力を聞く【高知】

2024年8月2日 13:45
高知龍馬マラソンエントリー受付開始 青学の原晋監督にマラソンの魅力を聞く【高知】
来年2月16日に行われる高知龍馬マラソン2025。
1万人の参加を目指し、8月1日からエントリーの受付が始まりました。
また、今回は箱根駅伝を7度制した青山学院陸上競技部がペースランナーとして参加します。原晋監督に大会の魅力やランナーへのアドバイスを聞きました。

1日からエントリーが始まった高知龍馬マラソン2025。来年2月16日に開催し、フルマラソン1万人、ファンラン500人、ペアリレー300組を募集します。
前回大会はペアリレーを含めて8900人余りが出走しましたが、大会事務局は今大会では1万人の参加を目指し、ランナーの募集開始を前回より1か月前倒ししています。

どうすれば「1万人の龍馬に会える」マラソン大会になるのか、青山学院大学陸上競技部の原晋監督に聞きました。

前回のフルマラソン男子の優勝は、青山学院陸上競技部の塩出翔太選手でした。塩出選手の優勝を原監督はどう見ていたのでしょう?

「本格的にマラソンをするのであれば今の学生であれば2時間10分前後では走る力も十分ある。ただその2時間10分を狙うためのトレーニングはそれなりに厳しいことをやらなきゃいけない。準備がいる。その準備をするための高知龍馬マラソンと位置づけているので、42.195キロが辛いものでないんだと、楽しいものなんだと、そういうところを高知龍馬マラソンから経験させていきたいなと思っている」
「それが練習でチームの中での練習のための練習であればあんな笑顔は出ない。辛いんですよ42.195キロって。それを市民ランナーのみなさんと触れ合いながら走る。そして30キロ以降、アスリートの魂が出てくる。本能が出てくる。残りの12.195キロ ビルドアップしていく。それが塩出選手の昨年の走りにつながったと思う」

これまで国内の様々なマラソン大会をみてきた原監督。高知龍馬マラソンの魅力をどう捉えているのでしょうか。

「トップアスリートから市民ランナーまで幅広く集う場所。関東からも高知は比較的近い。東京羽田から高知まで飛行機で1時間半 高知空港降りて高知市内まで1時間以内ということで、ストレスなく大会に参加できると思う。日本には数多くフルマラソン大会あるがぜひチャレンジしてほしい。なんといって大会後のアルコールがすすむ。カツオのたたきとともにですね。高知龍馬マラソンの反省会をぜひ高知市内でしてほしい」

そして、沿道の声援も大会の大きな魅力だといいます。

「(高知は)人が温かいし元気がある ランナーにとっての一番の心のよりどころ。辛いときにがんばれるのは声援。市民のボランティアが明るい笑顔で元気よく声援してもらえるので 5分は短縮するでしょう」

原監督の話を聞いて思わず走ってみたくなったマラソン初心者も多いはず。そんなみなさんへのアドバイスも聞いてみました。

「フルマラソンは準備が必要なんですよ。だから毎日5分でもいいからジョギングを始めていく。そうするといつのまにか体も絞れてきて食事も美味しくなってきてもっと走ろうという風に自然と湧き出てくるものがある。最初から30分走ろうとか1時間走ろうとかそういうことを考える必要なくて、目覚めの一杯にコーヒーを飲む感覚で目覚めの朝ランニングというところでいい。その中に100メートルダッシュを1本でいいので早く走る。42.195キロだからといってゆっくり走ってもだめ 早いスピードが必要。そうすると走る絶対スピードが上がってくる」

それでもまだ参加を悩んでいるみなさんへ、原監督からとっておきのアドバイスを!

「悩む前に走れ これですよ」「悩んでいる暇なんかないですよ。そして一人のトレーニングよりも大会をトレーニングだと思えばいい。一人で42キロ走ろうと思ったら普通なかなか走れない。そこはもうエンジョイの場所だと思えばいい。名付けて『Enjoy running 大作戦エンジョイ』ですよ。ランニングを楽しみましょうよ。だからそこには共通の話題を得ることができる。走らないと走っている方と共通の話題が出ない。だから1歩踏み出す勇気。迷ったら走りましょう。そして走ったら多くの仲間と共通の話題で盛り上がることができる」

最後に原監督からメッセージです。

「高知龍馬マラソンは公道を走る多くの人に支えられて大会が成り立つ。する者・見る者・支える者 すべてが高知龍馬マラソンの参加者。楽しく走りましょう。楽しく支えましょう。楽しく見ましょう。名付けまして Enjoy running大作戦。終わりだな」
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