警察官を名乗る男から「あなた名義のカードが犯罪に利用されている」などと言われ、12月に高知県宿毛市の50代女性が約60万円をだまし取られたことが分かりました。

県警によりますと12月3日、宿毛市の50代女性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から「あなた名義のカードが犯罪に利用されている」「あなたの銀行口座が凍結され、身柄が拘束される可能性がある」などと言われました。
女性が心当たりがないことを伝えると、兵庫県警の警察官を名乗る別の男が電話に出て「このまま手続きを進める」「手続きが済めば嫌疑が晴れる」などと言われ、SNSのビデオ通話で連絡をとるようになりました。

その後、男から「嫌疑を晴らすには口座の審査が必要」「指示する口座へ送金してもらうことで審査できる」などと言われ、女性は指示されるままにATМで現金63万円を送金しだまし取られたということです。

県内の特殊詐欺は今年51件で、被害額は約1億9543万円です。