濵田高知県知事は今年初めての会見に臨み、県が基本構想案を公表した現在の県内各消防本部などを1つにまとめた仮称「広域連合高知県消防局」について「人口減少の中で全国初のモデルパターンを目指す」と意欲を示しました。

濵田知事は1月10日、今年初めての定例会見に臨み、重点的に取り組む県政課題として人口減少対策と南海トラフ地震対策をあげました。
このうち人口減少対策では若者の所得向上や移住・定住の促進、出生数増加に向けた出会いの機会の拡充。また、国の後押しを得て、企業や大学など大都市機能の地方分散に取り組むことや人口減少社会に適応するため、県が去年11月に基本構想案を公表した現在の県内各消防本部などを1つにまとめた仮称「広域連合高知県消防局」の立ち上げを目指し持続可能な公共サービスの提供体制を実現すると意欲を示しました。

濵田知事
「全国初のモデルパターンを目指してチャレンジをしようと、市町村消防本部の皆さんに県としての構想を提起して、しかしこれいろいろご意見ありますから、丁寧に議論した上で、前に進めていきたいという思いを新たにしている」

県は新年度、広域連合高知県消防局の消防広域化基本計画を策定し2028年度に発足を目指しています。