新型コロナウイルスの影響でプールの営業を停止していた高知県南国市のレジャー施設・巨峰園と関連2社の合わせて3社が、高知地裁に破産申請したことが分かりました。

東京商工リサーチ高知支店によりますと、12月4日に高知地裁に破産申請したのは南国市のレジャー施設「巨峰園」、貸し切りバスを運行する「巨峰ライン」、施設内の飲食店「レストラン巨峰園」の3社で、負債総額は約3億7000万円です。

巨峰園は、1960年創業で観光農園のブドウ狩りや造波プール、スライダーを備えたレジャープールを運営していましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年にプールの営業を停止。以降、再開できていませんでした。
関連事業の2社もコロナ禍で需要が減り厳しい経営状況になっていて、コロナ関連融資も利用していましたが、支えきれず今回の事態になったということです。

負債額は巨峰園が約1億3000万円、巨峰ラインが約2億2700万円、レストラン巨峰園が約1300万円です。