去年7月に高知市の長浜小学校の男子児童が水泳の授業中に溺れて亡くなった事故で、県警は2月26日に当時の高知市教育長や長浜小の校長など7人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

松下整 元教育長ら7人の書類送検を受けて、高知市の桑名龍吾市長と後任の永野隆史教育長が会見を開きました。

高知市の桑名市長は当時の教育長ら7人が業務上過失致死の疑いで書類送検されたことを受け、2月26日に会見を開き、改めて亡くなった児童への哀悼と遺族へ謝罪をした上で、このように話しました。

■桑名市長
「学校設置者として重く受け止めている。今後は検察庁の捜査が始まるが、高知市としても全面協力してこの事故の解明に尽くしていきたいと思っている」

一方、松下 元教育長の後任の永野隆史 教育長も、26日に高知市で会見を開きました。

■永野教育長
「非常に重たく受け止めている。この事故に対して真摯に教育行政として向き合っていかなければならない。きちんと（捜査に）協力をするということは大前提。今後もそれは変わらない姿勢という風に貫きたい」

書類送検された7人のうち退職した松下 元教育長を除く在職中の6人の処分について問われた永野教育長は「司法の判断の結果を受けて検討する」と述べ、今後も捜査に全面的に協力するとしました。