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詐欺の罪に問われている県立高校の元教員に懲役5年の判決【高知】

2024年10月8日 18:40
詐欺の罪に問われている県立高校の元教員に懲役5年の判決【高知】
知人からカードや現金などをだまし取ったとして詐欺の罪に問われている高知県立高校の元教員の男の裁判で、10月8日に高知地裁は懲役5年を言い渡しました

詐欺の罪に問われていたのは、高知市宝町の県立高校の元教員で無職の棚橋芳文被告(57歳)です。
起訴状によりますと、棚橋被告は妻と共謀し、2019年から2022年にかけて知人に「長女が銀行に勤めていてカード契約のノルマを達成する必要がある」などと嘘をつき、銀行のローン用カード14枚をだまし取った罪に問われているほか、2021年から2022年にかけて「息子の手術費用に必要」などと嘘をついて知人9人から現金あわせて3689万円をだまし取った罪にも問われていました。

8日の判決公判で大友真紀子裁判官は、検察側が指摘していた妻との共謀については「犯罪の証明がない」としたものの、「それまでの人間関係に基づき知人らが寄せる信頼と善意につけ込み次々とだましたもので悪質だ」として、検察側の懲役6年の求刑に対し懲役5年を言い渡しました。
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