小3男児が中学生から性的いじめ 札幌市教委が調査報告書公表 調査検討委“連携や対応不十分”
札幌市で3年前、当時小学3年生の男子児童が、中学生の男子生徒から性的ないじめを受けていたとして、札幌市教育委員会はいじめの重大事態に認定し、調査報告書をまとめました。
報告書では、学校側や教育委員会の連携や対応が不十分だったと指摘しています。
報告書では2021年、当時小学3年生の男子児童が、同じスポーツ少年団に所属していた中学1年生の男子生徒から3回にわたる性被害のほか、繰り返しいじめを受けていたと認定しました。
児童の保護者は当時、小学校などに情報を提供し調査を求めましたが、対応に不信感を抱き、教育委員会に調査を申し立てたということです。
(重大事態調査検討委員会 加藤弘通委員長)「本事案のように性被害が関係する事案においては、一般の教員の経験値を超える事態も想定されるため、教員以外の専門家も組織に加える必要があります」
市教委の調査検討委員会は、学校側や教育委員会が迅速に調査を始めるべきで、連携や対応が不十分だったと指摘しました。
最終更新日:2024年10月8日 11:34