障害者支援施設の入所者に暴行 元職員の男に執行猶予付き判決
今年6月、岡山県和気町の障害者支援施設で、入所者に暴行してケガをさせた罪に問われた元職員の男について、岡山地方裁判所は今日(15日)、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは赤磐市の元施設職員、田端裕喜被告37歳です。判決によりますと田端被告は今年6月、勤務していた和気町の障害者支援施設で、50代の男性入所者の脇腹や足を蹴るなど4回に渡って暴行を加え、ケガをさせました。
今日の判決公判で岡山地裁の溝田泰之裁判官は、指示通りに行動出来ない被害者にいら立ち、感情のまま暴行に及んだ動機に酌むべき事情があるとはいえないと非難しました。更に常習性も指摘した上で本来、頼れるはずの職員から暴力を振るわれていた被害者の精神的苦痛は大きいとし、懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。