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自治体とJRがローカル鉄道の利用促進策を協議

2024年10月3日 16:53
自治体とJRがローカル鉄道の利用促進策を協議

 岡山県のローカル鉄道の利用促進策を自治体とJRが話し合う協議会が、今日(3日)、岡山市で開かれました。

 この協議会は一昨年(2022年)から、岡山県と県内の全27市町村、それにJR西日本岡山支社が加わり開かれています。

 5回目の今日の会合では、ワーキングチームを設けている岡山県北のJR姫新線の取り組みを共有しました。この中で真庭市は、姫新線を地域資源と位置付け、市民の「利用意識」と「危機感」を共有するイベントを開催。また高校生に絞ったアンケートを行い「どうしたら鉄道を利用するか」など、潜在ニーズを把握する方針が示されました。

 JR西日本岡山支社は、利用状況がコロナ禍前の水準まで回復しない中、観光、日常利用の両面で地域と連携する姿勢を強調しました。存廃協議が始まったJR芸備線は、自治体とJRのスタンスの差が浮き彫りになる中、この協議会は各地のローカル鉄道の利用促進へ「対話」を進めています。次回は来年(20251年)2月頃に開かれます。

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