香川県教育委員会は先月（9月）、多度津高校で教室の天井が落下した問題を受けて行った緊急安全点検の結果、新たに21の県立高校で天井や壁などに損傷が見つかったと明らかにしました。

　緊急安全点検は、先月17日、県立多度津高校で教室の天井からコンクリートの一部が落下したことを受け、県教育委員会が他の28の県立高校で行っていました。

　その結果、21の高校の校舎や体育館あわせて55棟で、ひび割れなどの損傷が確認されたということです。また、天井が落下した多度津高校では、専門業者による点検で、校舎9棟あわせて132か所で損傷が見つかり、緊急性の高い22か所で安全対策を終えたということです。

　新たに損傷が見つかった21校の55棟の内20棟は、築50年以上が過ぎていて、県教育委員会は今後、専門業者による点検を行い、危険度が高い箇所から対策を行うとしています。