島のバス「芸術祭期間中は増便を」香川県知事
全国各地で問題になっている「オーバーツーリズム」。香川県の池田知事は、多くの観光客が見込まれる瀬戸内国際芸術祭の期間中、混雑が見込まれる島を走るバスについて、増便する考えを示しました。
4月に開催する瀬戸芸は、インバウンドの回復や大阪・関西万博と時期が重なることから、過去最多だった前々回2019年の来場者数を上回る見通しです。
今日(20日)の定例会見で池田知事は、オーバーツーリズム対策として混雑が予想される、小豆島や直島、豊島の島内を巡るバスを、増便する考えを示しました。県によりますと会期中、直島では瀬戸芸関連の施設を回るバスの便を、前回2022年の2倍ほどに。豊島でも前回より増便する見通しです。
また乗客の積み残しが懸念される直島と豊島では、港に最終便をもう1隻用意して対応する方針です。実行委員会では過去5回のデータを元に、あらかじめ混雑する日程を公開していて、日程を考える上で役立ててほしいとしています。