×

戦争の恐怖・おろかさ伝える 小学校で平和講演 高松空襲から79年

2024年9月5日 16:24
戦争の恐怖・おろかさ伝える 小学校で平和講演 高松空襲から79年

 1300人以上の命を奪った高松空襲から79年。戦争のおろかさを子ども達に伝えようと、空襲を体験した86歳の男性が5日、高松市の小学校で講演しました。

 高松市の香西小学校を訪れたのは、当時7歳だった池田實さん。焼夷弾が降り注ぎ水田に隠れて奇跡的に命を取り留めたものの、多くの人が逃げ込んだ防火水槽の光景を忘れることができません。

(池田實さん)「爪を立てて中に入ろうとした人は真っ黒こげで炭状態。まさに地獄絵だと。そんな死骸を見るのは恐ろしいこと。その時は、恐ろしさを通り越して涙も出ませんでした。」

 池田さんは、戦争を経験した世代がいなくなった後も、平和な世の中を守ってほしいと強く訴えていました。

    西日本放送のニュース