井原鉄道のパート社員 着服は約120万円 追加調査で判明 刑事告訴や損害賠償請求を検討
岡山県と広島県を結ぶ井原鉄道のパート社員の女性が売上金を着服していた問題で、追加調査の結果、被害額は120万円余りに上ることが分かりました。
(井原鉄道 槙尾俊之社長)「井原鉄道に関わる全ての皆様に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。」
井原駅の窓口勤務だった36歳の女性パート社員が先月(1月)、売上金の一部、20万円を着服した問題を巡っては、女性が過去の着服もほのめかした事から、井原鉄道が一昨年(2023年)4月の入社時期から追加調査を実施していました。
その結果、主に売上データを改ざんする手口で21件、およそ124万円の着服が明らかになりました。聞き取りに対し、女性は着服を認め「他への弁済に充てた」と話したということです。
井原鉄道は今月10日、女性を懲戒解雇しましたが、女性が弁済の意思を明確にしていない事などから、業務上横領での刑事告訴や損害賠償の請求も検討しています。