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浄水施設の改修工事巡る裁判で岡山市「1億7000万円支払い」和解に応じる

2024年5月27日 19:00
浄水施設の改修工事巡る裁判で岡山市「1億7000万円支払い」和解に応じる

 浄水施設の改修工事の費用を巡り、業者から裁判を起こされていた岡山市は27日、1億7000万円を支払う和解に応じることを明らかにしました。

 和解の手続きが進められているのは、岡山市北区の一宮浄化センターのし尿処理水を、公共下水道へ放流するための工事を巡る裁判です。市が設計・施工を請け負う大阪市の業者に示していた放流管のルートについて、当初の計画から大きく変更したため、2年3か月遅れの2021年に完成しました。

 岡山市は、受注者の裁量で進める発注方式の特性上追加費用を支払う必要はないと判断していたものの、業者は工期延長や変更に伴う費用2億9000万円の支払いを求め、裁判を起こしていました。

 岡山市は今年2月、岡山地裁から1億7000万円を支払う和解案を提示され、工事の実現可能性を十分精査出来ていなかったとして、和解に応じることを決めました。

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