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「迷蝶」リュウキュウムラサキ 倉敷市の中学生が発見

2024年8月22日 16:14
「迷蝶」リュウキュウムラサキ 倉敷市の中学生が発見

 本州ではほとんど見られることのない「迷蝶」を、倉敷市の中学生が見つけ、その標本が市内の博物館で展示されています。

 白い斑点と紫鮮やかな羽「リュウキュウムラサキ」です。東南アジアなどに生息し、その名の通り、国内では沖縄以外ではほとんど確認されておらず、「迷蝶」として知られています。

 このリュウキュウムラサキを倉敷市内で見つけたのが、中学1年生の竹吉栄太さん。

(竹吉さん)「こんなに珍しいと思ってなかったので、採れて嬉しい。」

 見つけたのは8月15日。地元の自然史博物館を拠点に小学5年生から続けている昆虫採集のために訪れた山の中でした。

(竹吉さん)「綺麗で見たことないチョウがいるなと思って、ゆっくり飛んでいたので採れそうだと思って。」

 その後、自然史博物館に戻って、他の標本と見比べてリュウキュウムラサキだと突き止めました。

(倉敷市立自然史博物館 奥島雄一主幹)「珍しいものを捕まえて、その足で博物館に持ってきて調べようという行動は大変素晴らしい。」

(竹吉さん)「小さい頃からここで標本を寄贈するのがひとつの夢でもあったので、その夢が叶って嬉しい。」

 リュウキュウムラサキが岡山県内で見つかるのは、自然史博物館の確認出来る範囲で真庭市と笠岡市に次いで3例目だということです。竹吉さんから寄贈されたリュウキュウムラサキの標本は、9月29日まで展示される予定です

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