【肝いり】首都圏事業者に鈴木知事トップセールスで静岡の魅力やスタートアップ支援アピール…誘致につながるか
12日、鈴木知事が都内で、首都圏の事業者に向けて静岡の魅力を伝えました。肝いりのスタートアップ支援を全面に打ち出したトップセールスは、企業誘致につながるのでしょうか。
(鈴木知事)
「静岡県では企業のみなさま、あるいはスタートアップのみなさまにぜひ静岡へお越しくださいと、いろいろな取り組みをしておりますので」「みなさまにご紹介していきたいと思います」
12日、都内で開かれたのは、静岡県が主催した、企業やスタートアップを誘致するセミナー。都内を中心に約180の事業者が参加しました。
”スタートアップ”とは、新しい技術やビジネスモデルで急成長を目指す企業や事業を指します。鈴木知事は、浜松市長時代から、スタートアップの誘致や支援に力を入れ、県の来年度の当初予算案でも、支援のための予算を、今年度の約2.8倍にあたる6億8000万円に拡充。)“鈴木カラー”を象徴する「スタートアップ」。その誘致へ、知事自ら乗り出しました。
(鈴木知事)
「特に、東部伊豆地域への首都圏からのスタートアップの呼び込み、こんなことにも注力したいと思う」
セミナーの中で、知事が特に熱を入れて語ったのが、県が2025年度から新しく実施する予定の「資金調達の支援制度」です。制度では、県が投資会社と連携し、県内に事業所があるスタートアップに対して、最大で4000万円を交付します。
(鈴木知事)
「VC(投資会社)にとっては投資リスクが軽減できる。スタートアップにとっては資金を獲得しやすくなる。県から交付金が入ることで信用力が飛躍的に増す。静岡県にとっては有力なスタートアップを誘致できる。(企業と県と投資会社)3者がウィンウィンウィンの関係になる」*
講演の後の懇親会では、参加者と鈴木知事との名刺交換に長い列ができていました。
(名刺交換した事業者)
「やっぱり静岡魅力的なので…」
セミナーに参加した事業者は。
(埼玉の事業者)
「スタートアップの企業が、ここまで行政の支援や、産官学農、それに金融も一体となって取り組んでいるんだと参考になった」
(都内の事業者)
「市によって、いろいろな魅力があると知れて、すごく参考になったし、成功事例も聞けたので参考になった」
好意的な意見が多く聞かれましたが、求められるのは結果。果たしてトップセールスは実を結ぶのでしょうか。